志望理由書を書こう!

 出願書類に、志望理由書が必要な大学は多くあります。 形式は大学によってさまざまですが、志望理由の他に、長所短所、尊敬する人物、経歴などを書かせることもあります。

 大学が受験生に志望理由書を書かせる目的は、合否の判断材料のひとつとして扱うためです。 限られた面接時間だけでは、価値観や考え方といった人となりを性格に判断することは難しいです。 そこで志望理由書も提出させることで、できるだけ判断材料を増やしているのです。

 願書が配布されたら早いうちから書き始め、納得のいく志望理由書にしましょう!

志望理由書とは
書き方
例文

 

志望理由書とは

医学部入学試験における志望理由書は、

  • 医師になる熱意と決意
  • 現時点における将来の夢やビジョン
  • それを達成するためにその大学で学びたいこと

を相手に伝えるためのものです。

 

 まず、医師になりたいという熱意、すなわち「医師志望理由書」を書きます。これが弱いと、大学はその人が本当に医師になりたいのかどうか判断できません。他の受験生が熱意に満ちた志望理由書を書いていれば、熱意のない志望理由書は大きく減点されるでしょう。並大抵の努力だけでは医師にはなれません。中にはあまりの辛さに途中で退学してしまう人もいるのです。医師になるためであれば、相当の努力ができることをアピールしましょう。

 続いて、将来の夢やビジョンについては、あらかじめ医学について調べてしっかりと書きましょう。将来変更する可能性はあるかもしれませんが、現時点で医師になりたいと思うのであれば、夢もあることでしょう。医学に興味があれば調べる、調べていれば自ずとそれなりの夢やビジョンを持つ・・・このように試験官は考えるのが普通です。この部分が無ければ、本当は医学に興味がないのではないかと疑われてしまいます。

 最後に、夢を達成するためにその大学に入る必要があるということを書きます。この部分がその大学を選んだ理由となる「大学志望理由」です。この部分が充分に書かれていないと、試験官は医師になりたいのは伝わったが、他の大学でもいいのではないかと思ってしまうでしょう。なぜこの大学がいいのかを書くことはとても大事なのです。

 

書き方

outline

 

  • 医師志望理由

どうして医師になりたいのか、それは医師でないといけないのかということ着目して、明確に答えましょう。これまでの経験や育ってきた環境などから、自ずと答えが見えてくるはずです。

  • 将来の自分像

まずは医師という職業について調べ、そこで得た知識から将来どのようない医師になりたいかイメージしましょう。将来の自分像が明確であるほど、石に対する強い熱意を持っているということになります。

  • 大学志望理由

将来の自分像が明確になったところで、それが叶うような大学でなくてはいけません。つまり、将来の自分像と大学の教育目標が合致している必要があります。学是・教育方針・教育目標・求める人物像・大学病院の運営方針などを調べ、その大学で教育を受けたい理由を述べましょう。パンフレットや公式ホームページをチェックするだけでなく、オープンキャンパスや大学説明会などで大学の魅力を人から聞いてみるのもよいでしょう。

  • 大学での展望

将来の自分像を達成するために、大学に入ったら具体的にどのような勉強や活動を行いたいかを書きましょう。実際にその大学に通っている人に話を聞くと参考になりますよ!

 

 大切なのは、これら4つの項目にずれがないということです。全体の流れが一つになっており、一貫性のある志望理由書に仕上げましょう。
 また、医師志望理由と大学志望理由の記入欄が分かれている場合があります。そのときには、きちんと医師になりたい理由を「医師志望理由」に、この大学に入りたい理由を「大学志望理由」に書きましょう。

 

例文

例1  奈良県立医科大学 医学部 医学科

 私が医学部を目指したのは、医師となり、少しでも社会に貢献しようと思っているからです。 私はまだ若く、未熟ながらもここまで成長できたのは、家族を始めとした社会のおかげだと思っています。社会のために尽くし、働きたいと考えていた私は、医師不足に悩む人々を救う奈良県立医科大の緊急医師確保特別入試(推薦入試)の理念に強く共感しました。また、奈良県立医科大では、医学生を対象にした僻地医療研修や、僻地医療に関心のある人々が語り合うワークショップなどのイベントも積極的に行っていることを知り、受験を決めました。 先輩から聞いたことですが、1年次の頃から専門的な授業が多く、学生をしっかりとサポートしてくれることや、学内の雰囲気がとてもアットホームで、学生のほとんどがクラブに入り、先輩後輩のつながりがとても密接であることも魅力的でした。

 

例2

 私の祖父は重度の心臓病により生死を彷徨ったことがありました。その時の医師の対応は祖父への迅速で的確な治療のみならず、私たち家族へも十分に配慮されたものでした。担当医は私に「おじいちゃんを大切にしなさい」とおっしゃって下さいました。何気ない一言なのですが、私の心には妙に響いたことが忘れられません。私はこの医師のように患者の家族へも配慮できるような医師になりたいと思っています。少子高齢化の進展により、医療は日々変わってゆきます。患者さんの病気を治すだけではなく、病いを通して生きていることの大切さを伝えられるような医師になりたいと考え、医師を志望します。

 

例3 宮崎大学 医学部

  「将来の夢は何ですか?」そう尋ねられ、「医者になりたい」と答え始めたのは、小学生のころからだっただろうか。病理学を研究し、白衣を身にまとい仕事に熱中する父の姿を幼いころから見つめてきた私は、将来父のようになりたいと常に願ってきたものだった。仕事人間である父は、夜遅く家に帰ってきても仕事のことばかり考えていた。その姿に怒りを感じながらも、研究に没頭する父を時にはうらやましくも思ったものだった。その父の影響もあって、私にとって将来の自分の姿は、医師である自分しか想像できなかった。そういった意味では、医師を目指した動機など本当にたわいもないことであり、狭い視野でしか世の中をとらえられていないことは確かである。もっと広い視野で世界を眺めたいと思いつつ、これからはそれが必要であるとも思う。今、私は医師への道の第1歩をやっと踏み出したばかりである。医師という夢はまだまだ遠く、まして父の背中などまったく見えないところにある。前途多難、と言った感じである。宮崎医科大学の6年間において、医師としての知識を養うとともに、良い医師となれる要素も吸収していければ幸いである。高々19年間しか生きてきてはいないが、私のこれからの人生をを造りあげていく中で最も重要な宮崎医科大生活となるだろう。今一度、幼いころに輝いていた父の姿を思いだし、これからの宮崎医大生活が実りあるものにするため、全力で挑戦していきたいと思う。

 

例4

 身内が病気のときに・・・ということがあった。この時、医学・医療の・・・が問題だと感じた。その問題点を私が医師になることで解決できると思い、医師になることを志望した。なぜなら、自分が今まで学んできた・・・を活かして、将来、その問題点を解決できる医師として活躍できると考えているからだ。

 

 インターネットで例文を見つけるのは意外と難しいです。なのでこれらを参考に、自分なりの志望理由書を書いてくださいね!!

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